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スクリーン印刷のメッシュ数の選び方は?

スクリーン印刷における「メッシュ」とは?基本的な役割と仕組み

スクリーン印刷(シルクスクリーン)は、メッシュ状のスクリーン版にインクを通して印刷する孔版印刷の一種です。版の上にインクを乗せ、スキージと呼ばれるヘラで押し出すことで、メッシュの開口部からインクが素材へ転写されます。

スクリーン版の目の細かさを数値で表したものが「メッシュ数」です。1インチ(約2.54cm)あたりの糸の本数を示しており、数字が大きいほど目が細かく、小さいほど目が粗くなります。

目が粗いメッシュはインクの通過量が多く、細かいメッシュは通過量が少なくなります。印刷物の発色や線の再現性はメッシュ数によって大きく変わるため、仕上がりに合ったメッシュを選ぶことが品質を左右する重要なポイントです。

メッシュ数(ピッチ)ごとの特徴と違い

メッシュ数が異なると、インクの通過量や発色、再現性に差が出ます。

60〜120メッシュ(粗め〜標準)の特徴

60メッシュは最も粗い部類です。インクがたっぷり通過し発色が鮮やかな一方、細かい文字はつぶれやすく、ベタデザインや凹凸のある素材向きです。

80メッシュも粗めの分類です。ラメ入りインクなど粘度の高いインクとの相性がよく、布バッグやTシャツ、木材への印刷にも対応できます。

120メッシュは多くの用途で最初に選ばれる標準的なメッシュです。文字もくっきり再現でき、初心者にも扱いやすいバランスのよさが魅力といえるでしょう。

200〜300メッシュ(細かめ〜高精細)の特徴

200メッシュは紙にも布にも対応できる汎用性の高いメッシュです。小さめの文字や細い線の再現にも優れ、幅広い印刷物に使えます。

230〜250メッシュは、ポスターや名刺のロゴなど細かいデザイン向けです。油性インクとの相性がよい反面、布への印刷にはほとんど使われません。

270〜300メッシュはフィルムやプラスチック、電子部品など産業用途向けです。一般的な布用インクは通りにくく、上級者や業務用が中心となります。メッシュが細かいほどインクが出にくく薄くなりやすい点、粘度の高いインクでは目詰まりしやすい点に注意が必要です。

参照元:横山工藝のシルクスクリーン製版相談室|シルクスクリーンの「メッシュ」ってなんのこと?メッシュの選び方について(https://labo.ykougei.jp/index.php/2025/06/20/faqmfaq/

参照元:ヤマガミスクリーン印刷|【シルクスクリーンのメッシュを比較!】~目の粗さが違うメッシュ でプリントしてみた!~(https://yamagami-s.com/goods31/

印刷物やデザインに合ったメッシュの選び方

メッシュを選ぶ際は「デザインの種類」「素材」「インクの種類」の3つを軸に考えると、適切なメッシュを絞り込みやすくなります。

デザイン面では、ベタ塗り中心なら60〜80メッシュ、文字や線画が多い場合は120メッシュ以上、精密なデザインには230メッシュ以上が目安です。

素材別に見ると、Tシャツやバッグなどの布製品には80〜120メッシュ、紙への印刷には200〜250メッシュ、金属やプラスチックには250メッシュ以上が適しています。

インクの種類も重要な要素です。水性インクは120メッシュが標準で、ラメ入りインクには60〜100メッシュの粗めが向いています。油性インクであれば230メッシュ以上の細かいメッシュでも使用できます。

初めてスクリーン印刷に挑戦する方は、120メッシュから始めて仕上がりを見ながら調整していくのが効率的です。

参照元:横山工藝のシルクスクリーン製版相談室|シルクスクリーンの「メッシュ」ってなんのこと?メッシュの選び方について(https://labo.ykougei.jp/index.php/2025/06/20/faqmfaq/

まとめ

スクリーン印刷のメッシュ選びは「どんな素材に、どんなデザインを、どんなインクで印刷するか」の3点で決まります。粗いメッシュはインクの通過量が多く発色に優れ、細かいメッシュは精密なデザインの再現に向いています。

迷った場合は汎用性の高い120メッシュから試すのがおすすめです。ベタ塗りには80メッシュ以下、細かい線画やロゴには200メッシュ以上と使い分けることで、印刷の仕上がりを大きく向上させられます。

用途や目的に合ったメッシュを選び、スクリーン印刷の品質向上に役立ててください。

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化粧品ボトルや電子部品の
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立体形状への印刷
曽田鐵工
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看板・液晶画面など
大判サイズへの印刷
ミノグループ
  • 1200mm×2400mmの印刷まで可能。一度の印刷で広範囲をカバーし、大型看板や長尺素材の印刷を効率化
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Tシャツ・タオルなど
繊維製品への印刷
理想科学工業
  • 暗室や薬品不要でプリンター感覚で繊維品に印刷可能、小ロットの制作もスムーズで内製化に成功した実績あり
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